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甲状腺機能低下症

頭皮の血流不足やホルモンバランスではなく、抜け毛の原因が病気というケースもあります。 そんな抜け毛をともなう病気のひとつ「頭部白癬(しらくも)」について解説します。

甲状腺機能低下症とは?

頭部白癬(とうぶはくせん)は略して「しらくも」とも呼ばれる「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種に頭皮の毛穴や毛髪に感染することで起こる皮膚疾患のひとつです。白色や灰白色円形の発疹ができます。

白癬菌は、聞き慣れないため何か珍しい菌に感染したと思いがちです。 実はこの白癬菌自体は珍しいものでもなんでもなく、水虫を引き起こす菌と同じであり、体中のいたるところに寄生する非常に身近な菌の1つになります。

この頭部白癬にかかると、患部周辺の毛の中に菌が入り込み、毛が脆く折れやすくなるため、髪が非常に抜けやすくなります。 同時に痒みを伴ったり、フケなどの症状が見られることから、素人目には円形脱毛症やフケ症などと間違えやすいです。

頭部白癬(とうぶはくせん)の場合は、ほとんどが小さい子供に起こるものであり、大人は頭皮の皮脂の影響から罹患しずらくなるといわれています。 ただ、ごくまれに大人でも感染するので覚えておきたい皮膚疾患になります。

しらくも(頭部白癬)の感染経路と重症化した場合

白癬菌は他のカビと同様に、高温多湿な環境を好み、人から人へと感染します。 そのため、しらくも(頭部白癬)に感染している子供の帽子やタオルを介して他の子どもに感染することがあります。

最近では、室内でペット(犬・猫)を飼うことが多くなり、接触頻度が増えたためペットを介して白癬菌に感染する人のほうが増えているといいます。 近年若い女性に増えているというのはこういうことも影響しているかもしれません。

しらくも(頭部白癬)をそのまま治療せずに放置すると、患部の炎症が悪化して化膿したり、脱毛範囲が広がり、症状が悪化するケースも多いです。 非常に治りにくい皮膚疾患ですから、フケが多いな?と思った時点で一度病院へいったほうがいいかもしれません。

しらくも(頭部白癬)の治療

しらくも(頭部白癬)は基本的に頭皮の毛穴、毛髪に感染した水虫なので、足の水虫の治療と同じように抗真菌作用のある外用薬を使って対処するのが一般的です。

治療には真菌の有無を調べる真菌検査が欠かせませんが、頭部白癬の症状としては脂漏性皮膚炎、乾癬、頭部粃糠疹などとまぎらわしいため、 ヤブの皮膚科にかかると、真菌検査もせずに皮膚炎と診断されてステロイドを処方されて、重症化させてしまうことがあるので要注意です。

頭部白癬は難治性のケースも多く、症状にもよっては外用薬と内服薬のダブルアプローチで治療を行うことがありますが、 重度に進行したケルスス禿頭症という広範囲な脱毛症が起こっている場合は、化膿した傷口から膿が出るのを妨げるという理由で外用薬は禁止。内服薬のみでの治療となります。

個人差はありますが、治療に間違いがなければ、2か月程度を目安に完治するはずです。

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